ワンアーティストオンリーMIXウェブアンソロジー企画にRyu☆さんのミックスで参加させていただきましたので、今回はそのミックスの曲目について語らせていただきたいと思います。Ryu☆さんはBEMANI系の音ゲーをやるきっかけのアーティストの一人なので、こういう機会にオンリーミックスを作れて嬉しかったですし、機会があればRyu☆さんの別のスタイルのが曲でのミックスも作りたいですね!
ミックス全体としてはRyu☆さんの個人アルバム、外部コンピレーション提供曲などの中からハードコアを選んでBPM185で回しました。ショーケースミックス的な側面を大事にしながらUKハードコアのミックスでもやるような遊びをふんだんに取り入れたミックスとなっていますので、Ryu☆さんが好きな方は是非お聴きください。
曲紹介
囚われのアイ
少女フラクタルのアルバムから発表された原曲が"U.N.オーエンは彼女なのか?"の東方アレンジになっています。名義こそ表には出ていませんが、Ryu☆さんらしいサウンドのJ-COREになっています。キックやアーメンブレイクがめっちゃra'amっぽい!「ラ!ラ!ラ!」のキメも含めて歌っても楽しそうな楽曲です。
Out of Sight
HARDCORE TANO*CのHARDCORE SYNDROME9収録の楽曲です。Ryu☆さんらしいアッパーなメロディ、爽やかなコード進行、キラキラした音色を散りばめつつ、スパソ系のシンセや疾走感のあるグルーブが押し出された懐かし青春系なUKハードコアになっています。昔ながらのスタイルのUKハードコアと音ゲーでのRyu☆さんのハピコアの融合感がたまらない一曲です。
TENKU
アルバムPlan 8収録の書き下ろし曲です。長めのイントロ、サビのシンセリードの音色などオールドスクールと音ゲーハッピーハードコアの魂がぶつかり合った一曲になっています。この曲も含めてアルバムPlan 8はレベルの高い書き下ろし曲ばかりで個人的に大好きなアルバムの一つです。
Put Your Hands Up In The Air!
EDPからリリースのダンスミュージックコンピレーションアルバムのravemania speed収録の楽曲です。スクリーチ増し増しのハードハウス風味なハードコアになっています。サビでは哀愁かつ音ゲーらしいド派手なメロディが炸裂!ravemania、また出てほしいですね......
Ramiel
青龍名義のアルバム、BLUE DRAGON収録の雷龍名義楽曲です。レイヴスタブなどをフィーチャーし、この曲以前の雷龍名義楽曲よりも一層レイヴ感がありつつ音ゲーらしい爆発力のある楽曲に仕上がっています。全体的にサイバー感のある雰囲気も勢いがあってカッコよいです。
INFINITE PRAYER (Ryu☆ Remix)
L.E.D.さんの楽曲、INFINITE PRAYERのリミックスです。原曲のフレーズを取りれてキャッチーでRyu☆さんらしいグルーブでありながら変態感のあるハードコアになっています。余談ですがこの曲が収録されている電人Kは名盤なので見かけたら購入しましょう!
S3
VICTORのコンピレーションCDが恐らく初出の楽曲です。これもまた現在では入手困難ですが、コミケで頒布していたシングルCDのAge of the Moonにも収録されており、どちらかと言えばそちらの方が入手難度は低めです。曲全体を通してアーメンブレイクやピッチの上がったサンプリングボイスが散りばめられたオールドスクール感強めのハードコアになっています。
shining stars (Ryu☆&Natsack Mix)
AVEXから発売されたteranoid overground edition KOJA YUKINOに収録されているKOJA YUKINOさんの同名曲のリミックスです。Ryu☆さんらしいシンセリフとNatsackさんのアツいリリックによるアッパーさだけでなく、原曲のボーカルを活かした神秘的な雰囲気を持ったハイテンションなトラックです。
tsugihagi construction (Ryu☆ Remix)
t+pazoliteさんの同名曲のリミックスです。音ゲーコア風味な原曲のフレーズ、使用されているサンプリングボイスを盛り込んだDJユースなハードコアになっています。ミックスでは途中までしか使ってないけどブリッジもギミックたっぷりで面白いので是非フルでお聴きください。
時を刻む唄 (The 4th Remix)
CLANNAD AFTERSTORYのOP曲のRyu☆さんとkors kさんのユニット、The 4thによるリミックスです。kors kさんらしい青春感のあるUKハードコアサウンドと随所で現れるRyu☆さんらしい爆発力のあるキャッチーなシンセリフが堪らない一曲です。また変拍子の原曲から一変して4拍子になって踊りやすくなっているのも面白いですね。
One By One
HARDCORE SYNDROME 4収録の楽曲です。ハピコアらしいピアノが爽やかな前半と哀愁感の漂うシンセリードが炸裂する後半で最初から最後まで聴きどころが詰まったUKハードコアになっています。要素だけじゃなくてサウンド、グルーブ全体を通していつもの音ゲーらしいハードコアとは違ってかなりガッツリUKハードコアサウンドしててるのも最高ですね!