【音ゲーからハードコア】Onigo編
音ゲーからハードコアの門を叩いてみようなコーナー、第2回はOnigoについて紹介していきます。
OnigoはSOUNDVOLTEX BOOTHに収録されたHommarjuさんの楽曲です。ハードダンスチックなリズムトラックに乗せて繰り出されるストイックなスタイルの楽曲になっています。所謂、この曲はUKハードコアの中でも変態系(この言葉もあまり使わなくなった?)と呼ばれるものに分類されるタイプのサウンドだと個人的には思うのですが、音ゲーでこういう曲が遊べるのは今になって考えるとかなり衝撃的です。
また2019年冬のコミックマーケットにて頒布されたHommarjuさんの2ndフルアルバムの「天才失格」にて当楽曲が長くなって収録されています。*1OnigoのロングもDJユースなスタイルで非常にカッコいい&他の楽曲もカッコいいものばかりなので是非お買い求めください。
楽曲自体以外では、2月5日の「Onigoの日」でのムーブメントも有名ですね。過去の高難易度譜面が引用された譜面も主に上級プレーヤーへの足がかかりとして愛されています。
Hommarjuさんの同系統の楽曲
Kill The Deadline
ドロップの鋭いシンセが特徴的なハードコアトラックです。随所に挟まれるスタブやブレイクビーツなどのオールドスクールを感じる音も堪らないですね。Akira Complexとの共作アルバムの「WE ARE CONNCTED」に収録されています。
The Haunted!
S2TB Recordingsのハードコア系コンピレーションCDの「HARDCORE UNITED TOKYO」*2に収録されている楽曲です。ハードダンス系とダブステップ、EDMが流行して以降の所謂"ダブコア"的なスタイルのハイブリッドなように感じられます。ドロップのインパクトが絶大です。
音ゲーカルチャーとは関係ない曲
Fuck Me I'm Famous
UKハードコアのレジェンドユニットのDougal & Gammerの楽曲です。
特にこの頃のGammerは、この楽曲をリリースしたEssential PlatinumやMuffin Music*3などの自身のレーベルから頻繁にハードダンス・ハードハウス的な要素の入った楽曲をたくさんリリースしていたので、Onigoが好きな方にはかなりオススメです。特にMuffin MusicのリリースはBandcampで全リリースをお買い得に入手できます。マストバイです。
Twisty!
24/7 HardcoreからリリースされたAl StormとOrbit1のコラボ楽曲です。特徴的なシンセリフや硬いキックでバラエティに富んだ展開が繰り広げられます。
Orbit1は前にも紹介しましたが、氏に限らずオーストラリアのハードコアアーティストは所謂"変態系"な楽曲を多くリリースしていました。
electric-togethe-rworld.hatenablog.com
Walking Time Bomb
2010年ごろまで活動を続けていたTwista Recordsからのリリースです。ここまで紹介してきた曲と比べても突き抜けて変態的な気がしますが、変態系ハードコアを紹介する上では個人的にはRe-Conは外せないので取り上げました。Re-Conは所謂アンセム系のキャッチーな楽曲も多く手がけていますが、同時にこうした変態的な楽曲も多く手がけていました。同系統でも後年の方が聴きやすいかなと感じます。