今年最も好きだったUK HARDCORE ５選
今年も過ぎるのが早いもので残り1カ月を切ってしまいました。UKハードコアにおいても定番のアーティストによるアンセムトラックや意外な場所からのリリースなど、様々な楽曲がリリースされました。今回はそういった楽曲の中で自分が特に気に入ったものを5曲ピックアップして紹介していきたいと思います。またそれらの5曲でDJミックスを録ってみたので、よろしければ是非お聴きください。
Show Me A Sign
前回紹介をしたMike Reverieと往年のハードコアメイカーであるVinylgrooverの合作です。ブレイクのピアノ、サビの浮遊感もある爽やかなメロディ、一回聴いただけで歌えそうなくらいキャッチーでパワフルなボーカル、どこを取っても最高な曲です。後これはめっちゃ細かい自分の好みなのですが、イントロからブレイクに入った時にハイハットが薄っすら鳴り続けてる曲が好きなので、その点もお気に入りポイント高いですね。
BLVST BEVT
「持ち回り、持ち回り」にしか聴こえないサンプリングボイスで今年バズりにバズったGettyさんによるトラックですね。普通に「持ち回り」抜きにしてもビルドアップで早口でまくし立てる系のサンプリングボイスが入ってくるの好きなんですよね。ドロップのベースの強烈さとブレイクのM1ピアノのリフが印象的です。DJで使う面で話すと、こういうイントロから直でドロップに入る曲はかなり自由に繋げれるのでいいですね。
Low End Theory
Technikore、JTSらによるレーベルであるOneSeventyからリリースされたScott Brownとのコラボ楽曲です。Scott Brownはbeatmaniaシリーズでの提供楽曲などもあるので音ゲー中心の人にも知っている方は多いのではないでしょうか。メロディやコード進行に往年のScott Brownらしさが最高に出ていて良いですね。ややダークかつアッパーな雰囲気が他の曲には無い良さを感じます。音色は全体的に最近のTechnikoreとJTSらしいものになっており、コラボの名義から期待されたものがそのまま最高の形で出てきたといった感じです。
Hide&Seek
Hardcore UndergroundからリリースされたミックスCD、Hardcore Heaven Vol.5に収録されているFitzy KとRob IYFによるコラボ楽曲です。上で紹介しているShow Me A Signもそうなのですが、爽やかなメロディのUKハードコアは好きになってしまいがちですね......ドロップされた瞬間の爆発力も込みでとても好きです。今の所、Hardcore Undergroundのストアでしか入手できないのですが、その内に両名が所属しているレーベルの24/7 Hardcoreからリリースされそうですね。あとこの曲もそうですが、最近のRob IYFのリリースはかなり自分好みのものが多いのでアーティスト単体で取り挙げたいですね。
Rolling Loud
上でも触れたOneSventyの設立以前から稼働していたTechnikoreのレーベル、Supersonikからのリリースです。OneSeventyでのTechnikoreの楽曲と比べてこちらのレーベルのリリースは懐かしさを感じさせる曲が多い印象があるのですが、この曲もそういった方向性かなという感じです。BPM165とやや遅めの最近のUKハードコアらしい展開ではあるのですが、2019年的な音色と往年のハッピーハードコアを感じさせる音色の融合や哀愁の中に明るさのあるメロディが最近のSupersonikらしいトラックです。
